コミュニケーションコスト
こんにちは。
ブログ更新をサボっていた新入社員の小野です。
反省してます。文章を書くことの難しさに唸っております。
さて、組織に身を置く人間として当たり前の事ですが、
僕は常々組織の居心地の良さについて考えています。
(居心地の良さ=生産性につながるという訳ではないのが難しい所ですが)
そこで今回は、組織の居心地の悪さの原因としてよく挙げられる
コミュニケーションコストについて書こうと思います!
「コミュニケーションコスト」
まずこの単語、聞いたことはありますでしょうか?
文字通り、コミュニケーションにかかるコストの事であり、
「なんとなく意見を言いにくいなあ」という空気を感じるのならば、
それはコミュニケーションコストが高い状態と言えます。
コミュニケーションコストを高める原因としては、個人の特徴や
、メンバーの関係性、組織の制度と様々です。
個人の特徴でいうと
1 いつもイライラしている、攻撃的な人
2 前提となる情報量が少ない人
3 礼儀を"必要以上に"気にしなければならない人
この様な人は、いわゆるコミュニケーションコストのかかる人です。
1の人には話しかけること自体大変です。
最低限の必要事項は伝えても、フィードバックや相談等を積極的に行なう人は少なくなるでしょうし、こういう人がいると組織内でのアイディアも出にくくなるでしょう。
2の人には物事を理解してもらうのに苦労します。
同じプロジェクトを進めているはずなのに何故か必要な情報にキャッチアップ出来ていないなど。。。
余談ですが、このような人は、理解や工夫が必要な仕事よりも、こなし作業ばかりまわされるケースもあり、どんどん情報量にギャップがでてしまい、いわゆる【組織にただ乗りする人間】となってしまう危険性もあります。
3の人には物事を伝える事ではなく、配慮の方に苦労します。
最低限の礼儀は常に必要ですが、場合によっては割愛していいものも多々あると思います。例えばメールではなくチャットを使ったりといった感じですね。
上記のような、コミュニケーションコストのかかる人間が多くいると、
組織内での発言がし辛づらくなったり、メンバーの温度感のギャップが拡大したり
と、組織内に良い空気は生まれにくくなります。
- 話しかけづらい人がいない(発言しやすい)
- 皆が情報を共有している
- 合理的な情報伝達手段を好む
この様なコミュニケーションコストの掛からない組織の
状態は、少なくとも個々人にとって居心地の良い状態です。
それでは、コミュニケーションコストを無くしていくにはどうすればいいのか。
様々な方法がありますが、僕個人としては、コミュニケーションを多く取り、
相互理解に基づく信頼を築く事が第一だと思います。
ここで言う相互理解に基づく信頼とは、全員が同じ規則、
型にはめてコミュニケーションを取ると言う手段ではなく、
お互いにお互いの特徴や性質を正しく理解し、受け入れるという事です。
例えば、ただ単にいつもイライラしているだけの人は、完全にただの嫌な奴ですが、その人はもしかすると、誰よりも組織の現状に危機感をもっているからこそ、イライラしてしまっているのかもしれませんし、何か理由があるのか、一度聞いてみるのがいいのかもしれません。
同じ会社にいる以上、出来る限りは、「あいつは無能だから」「あいつには言っても分からないから」といったように、【できるだけ関わりたくない】という関係を作るのではなく、
【あいつとはこう関われば良い】という方法(コミュニケーションコストのかからない方法)を模索する努力をするべきでしょう。
組織に馴れ合いを求めるのはいかがなものかと言う議論もありますし、
コミュニケーションコストの掛かる人と如何にコミュニケーションをとる
かも必要な技術ですが、組織に属している以上、
コミュニケーションコストについて深く考えるべき所は、誰にでもあると思います。
僕の場合は、コミュニケーションコスト以前に勉強しなければいけない事
だらけなのですが、これから組織開発を学んでいく上で、この視点は大事に
していこうと思います。